化学の基礎 · B01
元素・原子・分子はどう違う?
水の成分として水素と酸素が書かれていても、水の中にばらばらの水素原子と酸素原子が入っているわけではありません。
元素:原子の種類
元素は、原子に含まれる陽子の数で決まる原子の種類です。酸素原子には必ず陽子が8個、炭素原子には必ず6個あります。元素名は一つの粒や試料ではなく、種類を示す名前です。
同位体は中性子の数が異なる同じ元素の原子です。陽子の数が変わらないので、元素の種類は変わりません。
原子:一つの単位
原子は元素をつくる一つの単位です。正の電荷をもつ小さな原子核と、その周りの電子からなります。原子を小さな球で描く図は、縮尺どおりの写真ではなく理解のためのモデルです。
ある条件では原子が単独で存在することもありますが、多くの原子は別の原子と結びついた状態で見つかります。
分子:原子が結びついたもの
分子は、化学結合でつながった原子のまとまりです。水分子 H₂O は、酸素原子1個に水素原子2個が結びついたものです。化学式は種類ごとの数を示します。
同じ元素でも異なる分子をつくれます。炭素と酸素は一酸化炭素 CO と二酸化炭素 CO₂ をつくり、原子の比やつながり方の違いが重要になります。